義歯(入れ歯)

日頃ご利用者様がお使いの義歯をじっくり観察される機会は少ないかと思いますが、ご本人が何を訴えられなくても調子が悪いまま使って丸飲みされているのを多々お見受けします。観察ポイントを列記しますので、是非チェックしてみてあげて下さい。

入れ歯の観察ポイント

 義歯がのっている顎堤は年々やせてきます。顎堤と義歯の間にすき間ができて吸着力・安定性が落ちます。また、食べ物が食後に詰まりやすくなります。
 上の義歯は下に落ち、下の義歯は口の中でプカプカ浮いています。義歯が動くと、粘膜にすれて痛みを誘発します。また、発音もしにくくなります。

以上食べ物が詰まっていたり義歯が動くようなら、対処が必要です。上の義歯ならたいてい手直し(修正)で対応できますが、下の義歯は下欄に記載されている吸着する義歯に作り替えなければならないことが多いです。

咬み合わせが悪ければ、上・下作り直す必要があるかもしれません。また日々の使用上の注意点として、就寝前にはずして歯ブラシで洗った上で水の中に保存して下さい。入れたまま寝ると菌の増殖の原因になると共に粘膜に負担がかかりますので、粘膜を休ませてあげて下さい。

洗浄剤は、日々洗浄しているなら一週間に一回の使用でも構いません。口の中の粘膜や舌もガーゼでふき取ってあげると尚清潔です。

入れ歯のリフォーム

「入れ歯がしっくりこない」、「何回も調整してもらったけれど痛みがとれない」など、入れ歯に関するお悩みをお持ちではないでしょうか?入れ歯が本来あるべき正しい位置にないために、ものが噛みにくかったり、肩こりや頭痛の種になっていることがよくあります。
当クリニックでは、そのようなお悩みの患者様のために入れ歯のリフォームを行っています。完全個室となっておりますので、他の方の目を気にせずにお話していただくことができます。

また入れ歯専門の歯科技工士も常勤しておりますので、様々なお悩みに対応させて頂き、入れ歯リフォームすることができます。入れ歯でお悩みの方はこちらからお問合せ下さい。

要介護者の入れ歯について

要介護者になられますと、どうしてもお口のお掃除は手薄になりがちです。歯垢が残ったままだと誤嚥性肺炎を誘発させるばかりか、う蝕、歯肉炎、歯周炎を起こします。ひどい場合は虫歯菌が全身の血流にのって敗血症(菌血症)を起こしますので、日々の観察とケア(手入れ)が重要です。

「食べられる」ことは健康の第一ですので、早め早めの治療をご利用者様におすすめ下さい。

PAGE TOP